歯とは、食べるためになくてはならないもの。つまり生きるために、とても重要な器官です。だから、皆さんは歯が虫歯にならないように毎日歯みがきをして、歯を常に正常に機能するように、とても気をつけていると思います。
しかし、どんなにがんばって歯みがきをしても、虫歯になったり、歯垢がたまったりと、何かしら歯に問題が起きて、歯医者に駆け込むことになります。また、多くの人は、予防のために、歯の定期健診として3カ月に一回、歯医者で歯のお掃除をして、歯が虫歯にならないように、定期的なケアを心がけている。それでも、結局、虫歯になるし、衛生士さんから、「もう少し、歯みがきをがんばりましょう」と葉っぱをかけられる。
皆さん、疑問に思いませんか?
これだけ歯が虫歯にならないように、歯磨きを1日2~3回しても、定期的に歯医者に通っていても、結局、歯は劇的によくなることはなく、一体、どのように歯をケアすればいいのか?何が正解なのか?問題は歯医者に行けてないことなのか?歯みがきの仕方?それとも歯磨き粉が悪いのか?電動歯ブラシにしないといけないの?・・・
私は歯医者の定期健診に通い続けて、15年以上経っています。軽い虫歯になることは何度かありましたが、その時は歯を部分的に削って埋めるということを歯医者さんに処置してもらって、今のところ、年齢50歳にして、一応、虫歯はありません。しかし、常に虫歯になるかも知れないリスクがあり、また定期健診でも、歯口と歯の間のポケットの深さは3~4mmとあり、歯垢もよくたまっている。定期健診で、1回も優良な状態だと判定されたことはなく、慢性的に、歯のケアに不安を抱えている状態と言える。
私がこのブログを書こうと思ったきっかけは、『歯の正しいケアがわからない』と常に思っていることです。そして、おそらく日本にも、同じように思っている人が何百万人といるはずです。だから、日本に歯科はものすごくたくさんあるし、歯に関心がある人は多いから、その関連本もたくさんあります。歯の健康について説くYouTuberも多い。多いが、そこで言われていることは、いくつもの説があって、何が正解なのか?一般人には判断が難しい。また、歯について言っていること、書いてあることが正しいか正しくないかを確かめることが容易ではないのである。
そこで、私は思いついた。ならば、仮説を立て、それを実行して、歯科検診で、いつも提示される歯の検診結果を見れば、自分の実行しているケアが正しいか、正しくないかがわかるのではないかと。
まず、大前提として、歯医者さんの言っていることを全てうのみにするのは危険である。歯科検診で見せてくれる自分の歯の状態、これは数値で見れるから信頼してよいと思う。だが、そもそも、3カ月に一回、定期健診に来るようにといつも言ってくる、この3カ月の根拠は何なのか?そんなに安い訳でもない診療費を考えると、ちょっと腹が立って、医師に聞いたことがあります。そうすると、何と言ったと思いますか?「3カ月に1回というのは絶対です」そうきっぱり言われて、不満そうな顔を見せても、その医師に言葉を続ける様子はありませんでした。
その時、私は大変だった虫歯治療を終えたばかりで、そりゃ歯医者さんには感謝してるし、そんなタイミングでもあったから、そうきっぱり言われると、こちらも返す言葉がないんです。でも、根拠は示さないとダメでしょう?
私はこの3カ月に一回歯医者に通う説には、個人的には賛成なんです。なぜかというと、あまり1年も2年も行かないと、結局、歯をしっかり磨くということをさぼってしまって、歯の状態が悪くなり、久しぶりに行った時に、いきなり歯の治療を行うハメになる確率が高まるからです。歯の治療、つまり歯を削る行為が何回も繰り返されれば、それは自分の歯を少しずつ失っていくことになるので、これは、自分の寿命を短くしていることを意味します。それはそうでしょう。だって、人は歯がないと食べれないのですから。歯を失っていくことは食べれない現実に近づく。つまり、寿命が短くなっていくのです。現に私の父は、死の間際、自分の歯は一本もありませんでした。総入れ歯というやつで、そうなると、つらいですよね・・・。
話を戻します。3カ月に一回説の根拠は、はっきり言って、ないのでしょう。そんなもの、人によって違うはずです。だって、定期健診でほぼ、完璧なきれいなクリーンな状態を保てるような人なら、3か月に一回来なくても、自分で歯のケアできますよ。そういう人は1年に一回ぐらいでもいいんじゃないですか?逆に歯の状態が悪い人は、3か月どころか、毎月来た方がいいかも知れないけれど、本当の問題は、正しい歯のケアがわかっていないから、そこを正す方が先決なのである。3カ月に一回、歯医者に行っても、歯の問題を本当の意味で解決できる訳ではないということ。
ここからが本題です。
私は今までの経験から、歯の正しいケアは、2つしかないと思っている(オマケで3つめも・・・)。
①スウェーデンの歯みがき法『イエテボリック歯磨き法』を実践する。これは歯磨き粉のフッ素が鍵となりますが、歯ブラシに2センチたっぷりと、フッ素入り歯磨き粉を使って、歯みがきをする。そしてその後、水でゆすがない!そうここが重要です。実はこの方法は、かつて、NHKのためしてガッテンでも放送されています。私も録画して見ていました(録画データはテレビが破損してもうありません)。この歯磨き粉のフッ素は1500ppm程度必要だとか、年齢が何歳以上とか、いろいろ気をつけることはあります。
【ガッテン】虫歯のリスクを減少させる画期的な歯磨き法イエテボリテクニックのやり方
②もう1つは、歯磨きによる歯のケアです。こちらは従来の日本の歯科医が勧める方法ですね。歯みがき方法を流れを自分で完璧に理解して、それを徹底すること。夜、寝る前が最も重要。フロスやタフトブラシも使用する。①に比べるとこちらは力押しです。正攻法とも言えますが、この方法は万人の人に言ってもなかなか続かないのかなぁという気もしますが、一番確実な気もしています。そして、歯みがきを基本となるために、歯ブラシは何がいいのか?歯みがきをする時間帯や、その強弱など気をつける点はいっぱいあります。工夫しないと、毎回、歯ブラシとフロスとタフトブラシを使って、フル装備でやるなんて、疲れて続きませんからね。
③②の少しアレンジバージョンで、電動歯ブラシを使用する方法。これは今のところ、私は実践する気はないですが、②が大変だという人には救世主のような存在なのかも知れません。実際、電動歯ブラシの売れ行きというのが、すごいらしいですから。売れているということは、それを頼りにしている人が多い→有効な方法なのかも知れない・・・。
ある歯医者さんは、唾液こそ重要で、「そもそも歯みがきすることに、ほとんど意味はない」というような人も中にはいますが、ではそれを、3カ月間実践してみて、劇的に良くなるかも知れないが、逆に歯の状態が悪くなってしまって、虫歯ができてしまった・・・となると目も当てられません。その方法には、甘いものを一切食べないなどの条件があるのかも知れないし、私にはわかりません。
やはり、他人が言っていることが正しいかどうか、わからなければ、自分で実践して、自分で実感するしかありません。今のところ、本当に正しい歯のケアを私はわかっていません。でも、それを知りたいのです。
そして、私の実践したことが、誰かの助けにもなれば、嬉しいなと思っています。何年もがんばるとなると、おそらく続かないので、1~2年以内には、自分の結論を出したいと思っていますが、果たしてどうなることやら・・・。