歯みがき方法

「あなたの人生を変えるスウェーデン式歯みがき」の本を読んだ感想

■概要
『あなたの人生を変えるスウェーデン式歯みがき』は、歯科先進国として知られるスウェーデンの予防歯科の考え方を、日本人向けにわかりやすく解説した健康実用書である。本書の主題は、「歯みがきは虫歯や歯周病を防ぐためだけの行為ではなく、人生の質(QOL)を大きく左右する習慣である」という点にある。
スウェーデンでは、治療中心ではなく「予防」を最優先にした歯科医療が一般化しており、その結果、高齢になっても自分の歯を多く残している人が非常に多い。本書では、その背景にある考え方や生活習慣、歯みがきの方法を具体的に紹介している。特徴的なのは、「1日3回きちんと磨く」ことよりも、「正しいタイミングと方法で、確実に汚れを落とす」ことを重視している点である。
特に重要視されているのが、夜の歯みがきである。就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすくなるため、寝る前に歯垢(プラーク)を徹底的に除去することが、虫歯や歯周病予防の鍵になると述べられている。また、フッ素の効果を最大限に生かすため、歯みがき後はうがいを最小限にするなど、日本ではあまり知られていない実践的なポイントも紹介されている。
さらに本書は、歯の健康が全身の健康と密接に関係していることにも触れている。歯周病は糖尿病や心疾患、認知症などとの関連が指摘されており、口腔ケアを改善することが、医療費の削減や健康寿命の延伸につながるという視点が示されている。これは個人の問題にとどまらず、社会全体にとっても重要なテーマである。
加えて、歯科医院との付き合い方についても言及されており、「痛くなってから行く場所」ではなく、「健康を維持するために定期的に通う場所」として歯科医院を位置づけることの大切さが強調されている。これはスウェーデンでは一般的な考え方であり、日本人が意識を変えるべき点として提示されている。
本書は、専門的な内容を含みつつも、難解な医学書ではなく、誰でも日常生活に取り入れられる実践書として構成されている。歯みがき習慣を見直すことで、歯を守り、結果として健康で豊かな人生を送ることができるというメッセージが、一貫して伝えられている一冊である。
■本を読んだ感想
薄っぺらい本で、50ページもない。だが、書いてあることはとてもとても重要なことが書かれてある。本を購入してから、実は5年ぐらいほったらかしにしていて、歯の重要性を認識してから、家の歯の本を引っ張り出してきたときに出てきた本である。ワンタフトブラシという、1本ブラシの存在自体知らない人も多いのではないかと思うが(実際、薬局でもワンタフトブラシは驚くほど少ない)、まず、このワンタフトブラシを使って磨く→普通のブラシで磨くと、方法自体、一般の認識とはだいぶ異なるものだと思う。
しかし、この本を読み、実際に試してみるとわかるのだが、この本で述べていることは全て理に叶ったことで、既に結果が伴っていることなのだ。スウェーデンという国はかつては、老若男女問わず、歯の歯周病や虫歯などの症状を抱える人が非常に多く、国全体で解決しなくてはならない問題として挙げられていたほど。そして、今やスウェーデン人の歯磨きのレベルはとても高く、歯の疾患を抱えている人は激減しているという。詳しい数まではわからないが、これはれっきとした事実。だから、NHKでも番組で取り上げたり、本などでもスウェーデンの歯磨き法が勧められている。
また、よくよくこの本を読むと、歯の状態が悪くなることと、口呼吸の関連にも触れている。歯の健康が損なわれると、カラダの健康も崩れていくのだ。それはそうだろう。食べることは健康であることを意味するが、歯が悪くなれば食べることもできなくなるのだから。

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